今回はOpenToonzで描画した絵の色にグラデーションを使う方法を紹介します。
・ ブラシのテクスチャを使う方法
・ エフェクトを使う方法
OpenToonzでは主にこの2種類のいずれかになると思います。(2017/02/06)
それでは今回はこの絵のキャラクターの身体の色に
グラデーションをかけたいと思います。
==========================
■ ブラシのテクスチャを使ってグラデーションをかける
身体の色に使っているスタイルをパレットから選択します。
スタイルエディタウィンドウを開いて
「特殊」 のタブを開き、「線形グラデーション」 を選択します。
(その横には円形グラデーションもあるので塗りたい種類のグラデーションに合わせます)
これでベタ塗りからグラデーションにとりあえず切り替わりました。
つづいて、色やグラデーションのかかり方を調整します。
スタイルエディタの「設定」タブを開き、項目の調整をします。
・ 角度:グラデーションの方向になります。
・ 水平/垂直位置:レベルの中心点に対するグラデーションの中心の位置(-100~100の範囲)
・ 滑らかさ:グラデーションの色の変化の柔らかさ。
数値を調整してグラデーションの具合を整えました。
もどかしいのは、水平/垂直位置の設定できる範囲が-100~100しかないため
レベルに対する絵の位置によっては、グラデーションを思うような位置にずらせないです。(2017/02/06)
最後に色の調整をします。
スタイルエディタの「標準」タブを開き
最下部にグラデーションの始点と終点となるスタイルボックスがあるので
それぞれを設定したい色に調合します。
これで、キャラクターの身体を白から薄い黄色への
グラデーション塗りにすることができました。
==========================
■ エフェクトを使ってグラデーションをかける
ブラシテクスチャは、上でも述べたように中心位置の調整の範囲が狭かったり
テクスチャを自分で任意に作ったりすることが現在はできないため(2017/02/06)
もうちょっと踏み込んだ設定や調整をしたい場合は
ひと手間かかってしまいますがグラデーションエフェクトを使います。
まずは、グラデーションをかけたい色の部分だけ
別のカラム(レイヤー)に抜き出します。
クローンを使った方法を紹介します。
元絵となるレベルを選択し、メニューの「コマ」から「クローン」を選択します。
これでレベルが複製されます。
しかし、これは普通にタイムシート上でコピー&ペーストした場合の複製とは違います。
普通のレベル複製は、複製元と複製先は同じレベルを参照しているので
片方を修正すれば同期して片方も変更されます。
しかしクローンは、複製だけれども独立した別のレベルを作ることになります。
それを利用して、1枚の絵から線画部分と塗り部分とを分けようという主旨になります。
とりあえず、元絵の身体を、「color_0」(透明色)で塗ります。
クローンの方はすべての色が入っている状態にします。
つづいて、「スキマティック」 ウィンドウを開き
右下のFX切り替えをして、エフェクト用のスキマティックを表示します。
(エフェクトのことや表示の仕方はエフェクトの記事も参照してください)
そこで右クリックをし、「エフェクトを追加」
「Gradient」 → 「Linear Gradient」を選択しグラデーションエフェクトを追加します。
このエフェクトは、グラデーションのかかった全画面サイズの板を作るエフェクトです。
その板エフェクトを身体の塗りのカラムの形に切り抜いて
グラデーションの塗りを表現しよう!という意図になります。
そのために下画像のようなノードのつなぎ方をします。
・ キャラクターの線画は、画面(XSheet) に直接出力。
・ MatteInエフェクト(このエフェクトの詳細はエフェクト記事にて)
ソースは、Gradient板。
マット(マスク)を、キャラクターの塗りのノード
・ Matteエフェクトを画面(XSheet) に出力。
そして、Gradientエフェクトのノードをダブルクリックして
色を設定します。
今回は、白から水色にグラデーションをかけたいと思います。
最後に、ステージ上で、「編集ツール」を使い
Gradientエフェクトの位置や角度、Color1とColor2の距離を調整することで
お好みの具合にグラデーションのかかり方を設定できます。
ブラシテクスチャでのグラデーションよりも
より細かく自由に位置の調整ができます。
ただ、エフェクトなので手間と描画負荷がかかるというデメリットにもご注意を。
=================================
ブラシテクスチャを自由に簡単にカスタマイズ&登録できるようになる日がくれば
グラデーションはテクスチャ塗り一択になることでしょうね!!!
本日は以上です!!
・ ブラシのテクスチャを使う方法
・ エフェクトを使う方法
OpenToonzでは主にこの2種類のいずれかになると思います。(2017/02/06)
それでは今回はこの絵のキャラクターの身体の色に
グラデーションをかけたいと思います。
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■ ブラシのテクスチャを使ってグラデーションをかける
身体の色に使っているスタイルをパレットから選択します。
スタイルエディタウィンドウを開いて
「特殊」 のタブを開き、「線形グラデーション」 を選択します。
(その横には円形グラデーションもあるので塗りたい種類のグラデーションに合わせます)
これでベタ塗りからグラデーションにとりあえず切り替わりました。
つづいて、色やグラデーションのかかり方を調整します。
スタイルエディタの「設定」タブを開き、項目の調整をします。
・ 角度:グラデーションの方向になります。
・ 水平/垂直位置:レベルの中心点に対するグラデーションの中心の位置(-100~100の範囲)
・ 滑らかさ:グラデーションの色の変化の柔らかさ。
数値を調整してグラデーションの具合を整えました。
もどかしいのは、水平/垂直位置の設定できる範囲が-100~100しかないため
レベルに対する絵の位置によっては、グラデーションを思うような位置にずらせないです。(2017/02/06)
最後に色の調整をします。
スタイルエディタの「標準」タブを開き
最下部にグラデーションの始点と終点となるスタイルボックスがあるので
それぞれを設定したい色に調合します。
これで、キャラクターの身体を白から薄い黄色への
グラデーション塗りにすることができました。
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■ エフェクトを使ってグラデーションをかける
ブラシテクスチャは、上でも述べたように中心位置の調整の範囲が狭かったり
テクスチャを自分で任意に作ったりすることが現在はできないため(2017/02/06)
もうちょっと踏み込んだ設定や調整をしたい場合は
ひと手間かかってしまいますがグラデーションエフェクトを使います。
まずは、グラデーションをかけたい色の部分だけ
別のカラム(レイヤー)に抜き出します。
クローンを使った方法を紹介します。
元絵となるレベルを選択し、メニューの「コマ」から「クローン」を選択します。
これでレベルが複製されます。
しかし、これは普通にタイムシート上でコピー&ペーストした場合の複製とは違います。
普通のレベル複製は、複製元と複製先は同じレベルを参照しているので
片方を修正すれば同期して片方も変更されます。
しかしクローンは、複製だけれども独立した別のレベルを作ることになります。
それを利用して、1枚の絵から線画部分と塗り部分とを分けようという主旨になります。
とりあえず、元絵の身体を、「color_0」(透明色)で塗ります。
クローンの方はすべての色が入っている状態にします。
つづいて、「スキマティック」 ウィンドウを開き
右下のFX切り替えをして、エフェクト用のスキマティックを表示します。
(エフェクトのことや表示の仕方はエフェクトの記事も参照してください)
そこで右クリックをし、「エフェクトを追加」
「Gradient」 → 「Linear Gradient」を選択しグラデーションエフェクトを追加します。
このエフェクトは、グラデーションのかかった全画面サイズの板を作るエフェクトです。
その板エフェクトを身体の塗りのカラムの形に切り抜いて
グラデーションの塗りを表現しよう!という意図になります。
そのために下画像のようなノードのつなぎ方をします。
・ キャラクターの線画は、画面(XSheet) に直接出力。
・ MatteInエフェクト(このエフェクトの詳細はエフェクト記事にて)
ソースは、Gradient板。
マット(マスク)を、キャラクターの塗りのノード
・ Matteエフェクトを画面(XSheet) に出力。
そして、Gradientエフェクトのノードをダブルクリックして
色を設定します。
今回は、白から水色にグラデーションをかけたいと思います。
最後に、ステージ上で、「編集ツール」を使い
Gradientエフェクトの位置や角度、Color1とColor2の距離を調整することで
お好みの具合にグラデーションのかかり方を設定できます。
ブラシテクスチャでのグラデーションよりも
より細かく自由に位置の調整ができます。
ただ、エフェクトなので手間と描画負荷がかかるというデメリットにもご注意を。
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ブラシテクスチャを自由に簡単にカスタマイズ&登録できるようになる日がくれば
グラデーションはテクスチャ塗り一択になることでしょうね!!!
本日は以上です!!
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